ワイモバイルで2万円、他サイトなら更に安く売られているモトローラのスマホ「moto g53y 5G」をレビューします。
ワイモバイルでも高コスパスマホとして推されていた(と思う)moto g53y 5G。果たしてどれだけいい製品なのか検証してチェックします。
moto g53y 5G特徴、本体と付属品のチェック
moto g53y 5Gの主な特徴は以下のとおりです。値段が2万円でこれだけの機能が使えることを考えたら良さげに思えます。
- Snapdragon 480 + 5G搭載
- 5000mAhの大容量バッテリー
- 5000万画素のデュアルカメラ
- 解像度HD+(1600×720)で120Hz対応、約6.5インチの大画面ディスプレイ
- RAM4GB(+1GB拡張可)、ROM128GB 最大1TBのmicroSDカードに対応
- おサイフケータイ、NFC対応
- 指紋・顔認証対応
- 防滴・防塵
- 5G対応(最大1.7Gbpsの通信速度)
- Dolby Atmos®対応ステレオスピーカー
- Android 13搭載
カラーはインクブラック、アークティックシルバー、ペールピンク(ワイモバイル限定)の3色。
今回買ったのはアークティックシルバーです。シルバーと水色が混ざったような色をしています。
- SIMスロット用ピン
- TPU素材のソフトクリアケース
- クイックスタートガイド
- お願いとご注意
付属品です。充電器や保護フィルムなどは付いてきません。別途買う必要があります。
公式サイトによると、急速充電には30W対応の充電器が必要らしいです。スマホと一緒に30W対応充電器の「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W) 」と100Wまで対応したUSB-Cケーブル「Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル」の購入をおすすめします。
保護フィルムはwnunbgというブランドの日本旭硝子素材採用で硬度9Hのガラスフィルムを実際に買って使っていますが、安くて良いのでおすすめです。
moto g53y 5Gをレビュー コスパの高いスマホ
moto g53y 5Gをレビューします。ベンチマークソフトを使ったり写真撮影をして性能をチェックします。
ベンチマーク測定 動作がもたつかない性能
本体にはSnapdragon 480 + 5G(オクタコア)2.2GHz + 1.9GHzが搭載されています。これの性能などを定番のベンチマークソフト、Geekbench 6とPCMarkを使って測定します。
Geekbench 6
まずはGeekbench 6。CPUはシングルが682、マルチが1376でした。GPUはOpenCLが1100、Vulkanは916です。
ブラウジングやSNSの閲覧、動画再生、簡単な写真編集などをメインにしばらく使ってみましたが、動作のもたつきは全く感じませんでした。ただ、RAMが4GB(+1GB拡張)しかないので、マルチタスク時にそちらで足をひっぱりそうです。が、低価格スマホを買う人はそこら変分かって妥協してるはずなのであまり問題ないはず。
PCMark
続いてPCMark。Work 3.0は9779、Storage 2.0は19891です。写真・動画編集やデータの読み書きは特に問題なくできると思います。
カメラ性能を検証 光を多く取り込めて暗所に強い
メインカメラは最大50MPで写真撮影が可能。クアッドピクセル技術でより多くの光を取り込めます。手ぶれ補正や夜間モードなどが使えます。
今回は12MP設定(デフォ値)で性能を検証します。比較対象はRakuten Hand 5G。AI補正機能やHDRはオフです。
日光の当たる場所で軽く物撮りしてみました。moto g53y 5Gのほうが明るく撮影できているように見えます。
続いて夜間撮影の比較。部屋の中をちょっとだけ外の光が入るぐらいに暗くして撮影しました。
ライトをオンにして撮影。Rakuten Hand 5Gのほうが明るく撮れています。moto g53y 5Gは普通といったところ。
夜景モードで撮影。moto g53y 5Gはかなり明るく撮れています。暗いところでの撮影は得意なようです。
マクロ撮影モードを試してみました。画質は落ちますが、通常ならピンボケする距離でも綺麗に撮影することができます。
動画は手ぶれ補正付きで、最大1080/30Pで撮影が可能です。画像などは載せてないですが画質は値段なりかと。
まとめると、moto g53y 5GはRakuten Hand 5Gよりも全体的に良い性能のカメラを搭載しています。2万円のスマホの中では普通に良い性能ではないのでしょうか。
最大120Hz対応、綺麗で粗さのない画面
moto g53y 5Gには最大120Hzに対応し、解像度がHD+(1600×720)の約6.5インチのTFT液晶が搭載されています。この液晶の発色の良さや文字の鮮明さなどをチェックします。
なるべく素に近い状態の性能を知りたいので、設定からカラーを自然に変更しています。
カメラ越しでどれだけ伝わっているのかわからないですが、IPS液晶搭載しているので綺麗に映っています。有機ELと比較すると黒の表現で劣りますが、IPS自体一般的に発色はいいので単体で見れば特に不満に感じることはありません。
画面解像度はHD+(1600×720)です。スマホは画面サイズが大きくないので、解像度が2400×1080のスマホと比べても粗さが目立つようなことは特にありませんでした。文字やアイコンなんかも綺麗に映ります。
画面のリフレッシュレートは最大120Hzに対応。設定から60Hzか120Hz固定にしたり、使用する場面に応じて自動で切り替えることができます。切り替わりはスムーズで、違和感を感じることなく使えます。
120Hzは特にブラウジングやSNSの閲覧で上手く効いてるように思いました。60Hzの時よりも画面のスクロールがより滑らかになり、操作や閲覧がしやすく感じます。
臨場感はあるが所詮は内蔵レベルなステレオスピーカー
moto g53y 5GはDolby Atmos対応のステレオスピーカーを内蔵しています。位置は画像の場所。
設定からサウンドの調整ができます。普段はスマートオーディオにして使用。
モノラルスピーカーのスマホと比べれば、臨場感や迫力は違いがわかるレベルで感じます。ただ所詮は内蔵スピーカーなので大きな期待をしたらがっかりすると思います。
反応がよく、ロック解除もしやすい指紋・顔認証
生体認証は指紋認証と顔認証を搭載しています。どちらも反応は良好なうえ、すぐにロック解除できるように設定できるのでとても使いやすいです。
指紋認証のセンサーはサイドの電源ボタンにあります。位置的に親指と人差指で触れるのですが使いやすいです。付属のケースは電源ボタンの部分が凹んでいるので、押しやすくなっています。
まとめ 必要な性能と機能が備わっているコスパの良い低価格スマホ
moto g53y 5Gは、必要な性能と機能が備わっていながら2万円で買えるコスパの良いスマホです。操作でもたつくこともないですし、画面もきれいです。指紋・顔認証やおサイフケータイ・NFC搭載なのもよいところ。
重い作業をあまりしないライトユーザー、サブ機が欲しい人やお金のない人は不満に感じることがないと思うので買うのをおすすめします。
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