普段遣いによいが初期不良率が気になる 「urbanista LISBON」計1ヶ月使用レビュー

イヤホン
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普段遣い用のイヤホンで何を重視するのかは人それぞれ違いますが、自分は使い勝手の良さを重視しています。条件にあったものが欲しかったのでネットを探していたところ、「urbanista LISBON」を見つけました。

このイヤホンは、インナーイヤー型でおしゃれなデザインで片耳約4グラムの小型ながら、約9時間(充電ケース併用で最大約27時間)の連続再生が可能6000円以下で購入可能でAACにも対応しているというかなり良さそうなイヤホンです。

実際に計1ヶ月ほど使ってみると個人的に非常に完成度の高い製品だったのですが、初期不良率が少なくなさそうという気になる点もありました。

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「urbanista LISBON」計1ヶ月使用レビュー:普段遣いに最適と言えるイヤホン

urbanista LISBONは、

  • ミッドナイトブラック
  • ミントグリーン
  • ブラッシュピンク
  • バニラクリーム
  • コーラルピーチ

の5色のカラーから選べます。

今回購入した色はミッドナイトブラックです。シンプルでシックな感じがしておしゃれです。

コンパクトな形状で軽い装着感

本体はEarPodsからステム(棒)を取ったようなデザイン。小型でステムがないため、装着すると耳の中にほとんど収まります。

インナーイヤー型なので開放感があり、周りの音をチェックしながら音楽を聴くことが可能です。

取外し可能なイヤーフックがついており、装着した時の安定感を増すことができます。

実際に使ってみると、片耳約4グラムと軽いおかげで耳への負担が少なく、長時間つけていても問題ありませんでした

イヤーフックをつけた状態で使っていましたが、頭を横に振ったりしてもイヤホンが落ちることはありません。自分の耳はEarPodsの形状と相性がいいため、このイヤホンでも問題ありませんでした。ただ、寝ながら使うと寝てる間に勝手に落ちるので注意してください。寝ホンに最適とよく言われていますが、自分の場合は耐えれませんでした。

タッチ操作も問題なく使える

タッチ操作はイヤホンのロゴの部分をタッチすることで使えます。操作方法は以下の通り。

再生・停止ロゴを2回タッチ
曲送り右耳側のロゴを2秒間長押し
音量大きく右耳側のロゴを1回タッチ
音量小さく左耳側のロゴを1回タッチ
着信受話ロゴを2回タッチ
終話ロゴを2回タッチ
着信拒否ロゴを2秒間長押し
音声アシスタント左耳側のロゴを2秒間長押し

タッチ操作ですが、実際に使ってみたところ不満を感じることはほぼありませんでした。反応しない、誤操作してしまうことなどはまずありません。

音質よし 歌声も楽器の音も聞こえやすい

urbanista LISBONは、AACに対応しておりiPhone・Androidで高音質で音楽を聞くことができます。

では、音質のチェックです。他にワイヤレスイヤホンがないので参考程度にフラットな音のEarPodsと軽く比較してみました。なお、自分はオーディオオタクではない一般人なのでその視点でのレビューになります。

音は低音も高音も強くなった感じです。EarPodsだと籠もっているような感じがしたドラムのシンバルの音やギターの音一つ一つがより聞こえやすくなっていて、鮮明さも上がっているように感じました

歌手の歌声(女性)はそこまで差がないように感じました。楽器の音でほんとに少しだけ聞こえにくくなった気がしましたが、全然聞こえるので気になるようなレベルではありません。

全体的に見れば音は良くなっていると思います。

他のワイヤレスイヤホンはほとんど使ったことないですが、これ単体で見れば十分いい音ではないのでしょうか。少なくとも一般の人は良いと思うんじゃないかと。

ちなみに音は大きくすると音漏れします。インナーイヤー型なので仕方ないですね。

遅延は普通 接続は安定している

遅延は一般的なAAC接続のワイヤレスイヤホンと同じです。動画視聴は気にならないレベル。ゲームは試してないですが、ゲーム側で遅延の調整ができないと気になると思います。

接続の安定性ですが、スマホは安定していて問題ありません。パソコンだとたまに途切れますが、安物のBluetoothアダプタを使っているせいだと思われます。

バッテリーは長持ちで充電は速い

実使用時のバッテリー持ちが公称値の9時間(ケース併用で計27時間)と比べてどのぐらい差があるのか検証します。

検証方法はiPhoneに接続し、4分の1ぐらいの音量でApple Musicのハイレゾロスレス(24bit/96khz)の音源をひたすら再生させてバッテリーの減り具合を調べます。

本体のバッテリーの持ち

まず、本体のバッテリーの持ちは以下の通りです。スマホからは10%刻みで確認できます。

経過時間バッテリー残量
開始前100%(=91~100%)
開始直後90%(=81~90%)
計50分90%(=81~90%)
計51分80%(=71~80%)

約50分で10%消費するので、単純計算で推定500分(8時間20分)は持つことになります。公称値には届いてませんが、それでも十分長持ちですね。

本体の充電時間とケースのバッテリーの持ち

続いて、本体の充電時間とケースのバッテリーの持ちです。

ケースはライトでバッテリーの残量がわかります。

経過時間本体のバッテリー残量ケースのバッテリー残量
開始前40%(=31~40%)白色点灯(=70~100%)
開始直後30%(=21~30%)白色点滅(=35~69%)
計20分80%(=71~80%)
計30分100%(=91~100%)

本体は約30分で61~70%ほど充電することができます。0%からなら推定43~49分で100%まで充電が可能です。

ケースのバッテリー残量を減らすために更に追加で検証しました。

経過時間本体のバッテリー残量ケースのバッテリー残量
開始時80%(=71~80%)白色点滅(=35~69%)
計5分100%(=91~100%)赤色点滅(=0~34%)

計35分で35%減りました。本体の満充電には43~49%消費します。メーカーの言う「充電ケースで約2回充電可能」は間違いありません。

結果をまとめると、公称値のケース併用で計27時間再生可能に対し、検証した結果は推定計25時間でした。使用環境による誤差の可能性も考えると、公称値はおおむね正しいと思います。

ケースのみの充電時間

最後にケースのみの充電時間を計測しました。充電ケーブルとアダプタはOPPO A73付属のもの(10Wと18W出力が可能)を使用しています。

ケースはライトでバッテリーの残量がわかります。

経過時間ケースのバッテリー残量
開始時赤色点滅(=0~34%)
計4分白色点滅(=35~69%)開始
計20分白色点灯(=70~100%)開始

16分で35%充電しました。約46分でケースの満充電が可能です。

気になったので出力の低いApple純正の5Wの電源アダプタで充電してみたところ、約19分で白色点滅から白色点灯に切り替わりました。一般的なアダプタなら高速で充電できるので安心してください。

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ノイズの鳴る初期不良に遭遇 引く確率は少なくないかもしれない

いいところが多いですが、個人的に不満なのが初期不良率が少なくないところです。

最初のお店で買ったときに2回初期不良品を引きました。症状は最初は両耳、2個めは片耳からアナログレコードのようなジーと言うノイズが小さい音量で聞こえるというものです。音が流れている間は全然聞こえませんが、静かな場面では聞こえるので個人的に気になりどちらも返品し、その後別のお店で問題なく動く商品を無事購入できました。

Amazonのレビューを見てみると、同じ症状に遭遇した方が何人かいるのでどうやら自分だけではないようです。ただ、商品のレビューは悪いところが目立ちがちになるので(問題なければそもそも書かない)、全体的に見て本当に初期不良率が少なくないのかは不明ですけどね。

初期不良に関しては数千円で買えるので安いと思って割り切るか、返品・交換を面倒に感じない方はそれを申し出ればいいと思います。

レビューまとめ:初期不良率を除けばかなりいいイヤホン

urbanista LISBONは装着感も音質もバッテリー持ちも良いのに、値段が抑えられている完成度が高いイヤホンです。カラバリも豊富でデザインもおしゃれです。

「価格が抑えられていて完成度が高い、インナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンが欲しい」
「普段遣いに最適な完全ワイヤレスイヤホンが欲しい」

という方におすすめします。

初期不良率に関しては気になるので返品・交換を面倒に感じる人にはおすすめしませんが、製品自体はとてもいいので、良いところが気に入ったのであれば試しに買ってみてもいいと思います。

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