Western Digitalの一般ユーザー向け大容量HDD「WD Blue 8TB(WD80EAZZ)」の性能などを簡単にレビューします。
定番シリーズの新しい大容量モデルは良い製品でした。
WD Blue 8TB(WD80EAZZ)のスペックを確認 書き込み方式はCMR

容量 | 8 TB |
インターフェース | SATA |
フォームファクター | 3.5 Inch |
キャッシュ | 128 MB |
回転数 | 5640rpm |
互換性 | ・Windows® 10、Windows 8.1、Windows 7 ・macOS High Sierra™、Sierra、El Capitan |
記録方式 | CMR |
サイズ(LxWxH) | 147mm x 101.6mm x 26.1mm |
データ記録方式にCMRを採用しています。CMRを採用することで、細かいデータを長時間書き込む際に、SMRだと発生する書き込み速度が不安定になる現象を防ぐことができます。
キャッシュは128MB搭載。回転数は5640rpmと、5400rpmの6TBや4TBと比べると少し早くなっています。
開封・中身のチェック
パッケージはシンプルなデザイン

パッケージは青と白のシンプルなデザインになっています。

裏面には製品の特徴などが書かれています。

中には袋に入ったHDD本体と保証書兼説明書が入っています。画像はないですが、HDDはプチプチの袋にさらに入っていました。

HDD本体はごく一般的な3.5インチのHDDです。
CrystalDiskInfoでHDDの状態を確認

スペック通りなので特に言うことはありません。
ベンチマーク測定
CrystalDiskMark
CrystalDiskMarkを使用して性能をチェックします。

空の状態だと読み込みが224.66MB/s、書き込みが202.78MB/s出ています。

使用容量が75%の状態だと読み込みが146.72MB/s、書き込みが135.66MB/sしか出ていません。
HDDなので最初は高速に読み書きできますが、使っているうちに速度は低下します。
DiskBenchで実用面での性能を測定
DiskBenchを使い、10.2GBの動画ファイルをコピーして実用面での性能をチェックします。
使用容量が0%と75%の状態で測定しました。
読み込み | 53.56秒 |
読み込み(75%) | 78.42秒 |
書き込み | 59.7秒 |
書き込み(75%) | 75.96秒 |
転送速度は表の通り。使用容量が0%だと50秒台で終わりますが、75%だと70秒台になります。
読み込み | 196.4MB/s |
読み込み(75%) | 134.1MB/s |
書き込み | 176.2MB/s |
書き込み(75%) | 138.5MB/s |
転送容量は表の通り。使用容量が増えると下がります。
個人的にはNASのデータ保存・閲覧目的なら130MB/s以上でも十分使えると思います。
実際に4K HDR 60fpsでビットレートが72.9 Mbpsの動画を見ましたが、問題なく再生できたので。
動作音
主観になりますが、うるさくもなければ静かでもないといったところです。
長時間データを書き込む際に音が少し気になるぐらいでした。
静音ではないPCケースでこれなので、静音ケースならあまり気にならないでしょう。
レビューまとめ:データ保存・閲覧目的なら十分使える
以上、簡単ではありますが「WD Blue 8TB(WD80EAZZ)」の性能をチェックしてみました。
データ保存・閲覧目的なら十分使える性能の普通にいいHDDなので、個人的におすすめしたいですね。
関連記事
大事なデータを間違って消してしまったときは「Recoverit」を検討してみてもいいかもしれません。
コメント