間違えて消した大事なデータを復元できる専門ソフト「Recoverit」をレビュー

便利なソフト
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パソコンを使っているときに間違ってデータを削除してしまうことがあると思います。また、ストレージの故障などでデータの救出が難しいときもあるでしょう。

そんなときに使えるのが、Wondershareが販売しているデータ復元の専門ソフト「Recoverit」です。この記事ではRecoveritの使い方を紹介しながらレビューします

本記事はWondershare様から有料ライセンスを提供いただき作成しています。

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Recoverit

Recoveritのデータ復元機能の使い方を紹介

早速Recoveritのデータ復元機能を使ってみます。今回はファイル復元、高度な復元、動画修復の3つを紹介します。

今回はテスト用に4KやFHDの短い動画5つ(mov1つ、他はmp4)、スマホで撮影した画像など26枚を用意しました。これを内蔵の1TBの3.5インチHDD上で消してデータの復元を試してみます。

データ復元の検証は本気でやるとなるとおそらくかなり時間がかかるので、今回は間違って消したデータをすぐに復元したくなったシーンを想定して検証してみます。

間違えて消したファイルを復元する

HDDやSDカードなどから消したファイルを復元できる機能です。

まず復元したいファイルがある場所を選択します。パソコンに接続されているストレージから選んだり、デスクトップやゴミ箱から選ぶこともできます。

今回は内蔵HDDを選択します。選択するとまずはクイックスキャンが始まります。

クイックスキャンは、空き容量が486GBの1TBのHDDだとたったの20秒ほどで終わります。これでほとんどの動画と写真がスキャンでき、復元もできるそうですが、ちゃんと復元させたいならディープスキャンは必須です。

試しにディープスキャンをしてみたら1時間45分かかりました。かなり時間がかかるので、大容量のストレージをお使いの場合は、寝てる間などにスキャンさせることをおすすめします。

スキャンの完了したファイルは、ファイルの場所や種類別に探すことも可能です。画像のようにわかりやすく分類されているので探しやすいです。

また、ファイルサイズや種類ごとにフィルターを掛けて絞ることもできます。

ファイルをダブルクリックすれば、プレビューでファイルの状態を確認することもできます。ここで問題がなければ正しく復元することができます。損傷がひどい場合はプレビューは実行できません。

実際にファイルを復元してみます。目的のファイルを選択し、「復元する」を押します。

ファイルの保存先を選択します。復元場所は別のストレージしか選べないようです。「復元する」を押すとファイルが復元されます。今回はすぐに終わりました。

復元されたファイルは日付や日時ごとにフォルダーで分けられるので探しやすいです。

肝心のファイルの状態ですが、テストに使用したファイルはクイックスキャンだと全てうまく復元できませんでしたが、ディープスキャンを使うことで全て無事に復元することができました

動画・画像ファイル向けの高度な復元

高度な復元は動画や写真向けの復元機能です。CanonやSony、DJIなどのすべてのデバイスが対象とのこと。

今回はHDDから復元してみます。時間の都合でクイックスキャンのみ試しています。

ストレージを選択すると、ディープスキャンを実行する動画ファイルの形式を選択する画面になるので、復元したいファイルの形式を選択します。

まずはクイックスキャンが始まります。こちらもすぐに終わり、ファイルのプレビューや復元が可能になります(ちゃんと復元したいならディープスキャンはおそらく必須)。

ファイルは拡張子ごとに分けられているので探しやすいですね。あとは復元したいファイルを選んで復元するだけです。

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復元したファイルの状態ですが、クイックスキャンのみだとmp4の動画はOK、movの動画とjpg画像はだめという結果になりました。念のためもう一度やってみたら、動画は良いが画像はファイル次第という結果に。こちらもちゃんと復元したいならディープスキャンはおそらく必須だと思います。

高速&高度な動画修復

動画修復はクラッシュや水害などのアクシデントで壊れた動画ファイル、復元はできたが再生のできない動画ファイルなどを復元する機能です。

カメラで撮影した壊れた動画ファイルを用意できなかったので、やり方だけ紹介します。

修復する動画ファイルを追加し、「修復する」を押します。

ここで正常に修復される場合もありますが、されない場合は画像のような表示が出ます。

再修復するために「高度修復」を押します。

破損した動画と同じデバイスまたは同じ形式で作成された、正しく再生できるサンプル動画を選択します。

「修復する」を押すと修復が始まります。失敗した場合は別のサンプル動画で試す必要があります。

その他の機能

Recoveritにはこれ以外にも機能があります。

クラッシュしたパソコンからデータを復元できる機能です。ブート用のUSBメモリを作成してRecoveritを起動し、ファイルを復元できるようです。

NASとLinuxのシステムに搭載されているHDDのデータを復元できる機能です。サーバーを停止させることなく、簡単にデータの復元ができるみたいです。

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Recoverit

Recoveritとは?

最後にRecoveritについて簡単に説明します。

動画編集ソフトのFilmoraで有名なWondershareが販売している復元専門のソフトです。

1000種類以上のファイル形式や2000種類以上のデバイスへの対応、様々な原因によるファイルの消失、高いデータ復元率を謳っています。

初心者でもわかりやすく操作できる設計になっています。実際に触ってみてもUIは初心者向けに作られており、非常に使いやすいと感じました。

記事内でも紹介した通り、破損した動画を修復する機能や起動しないパソコンからデータを復元する機能、NASやLinuxのデータ復元にも対応しています。

無料版と有料版でできることの違い

Recoverit FreeRecoverit ProRecoverit UltimateRecoverit Ultimate Plus
データ復元△(100MBまで)
起動ディスク作成××
高度復元×××

Recoveritの無料版(Free)と有料版で出来ることの違いは表のとおりです。

Freeは100MBまでのデータ復元しかできないので、お試し用になります。容量の大きなファイルを復元したければ、最低でもProは必要です。

その他、起動ディスク作成機能と高度復元機能が使用可能かどうかで差が出てきます。

なお、値段に関してはバージョンやプランによって異なるので、公式サイトのRecoverit windows版料金プラン を確認してください。

まとめ:データ復元時の手段としていいかも

Recoverit初心者でも扱いやすく、高度な復元機能を備えた専門のソフトウェアです。Filmoraで有名なWondershareが売っているので安心感もあります。

データの復元をしたいときにとりあえず無料版を使ってみて、ダメだったら有料版を買って試してみてもいいと思います。

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Recoverit

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