Windows向けに、Androidとニアバイシェアでファイル転送が出来るようになるアプリがリリースされたので使い方を解説します。
このアプリを使えばAirDrop的なことが出来るようになり、ファイル・フォルダの転送が今まで以上に楽になります。とても便利になるので、ファイル転送に困っていた方はぜひこの記事を読んで使ってみてください。
ニアバイシェアを使うために必要なWindowsパソコンのスペック
公式ページには以下のような記述があります。
For Windows computers running a 64-bit version of Windows 10 and up. ARM devices not supported.
Bluetooth and Wi-Fi required.
The New Nearby Share Beta App for Windows | Android
ニアバイシェアを使うにはお使いのパソコンのスペックが
- Windows 10 64bit以上
- ARMデバイスではない
- BluetoothとWi-Fiが使える
この条件を満たす必要があります。
Bluetooth、Wi-Fiがない場合は別途アダプタを購入してください。
「bluetooth wifi アダプタ」のAmazonの検索結果はこちらです。
WindowsとAndroid間でのニアバイシェアの使い方
ニアバイシェアの使い方について解説します。
Windows用ニアバイシェアアプリのダウンロード
公式ページからアプリをダウンロードします。ダウンロードが完了したら、あとは手順に沿ってインストールするだけです。
アプリの初期設定
アプリを起動するとGoogleアカウントにログインするか聞かれます。ログインしなくても使用できますが、しておいたほうが受信を許可する範囲をより自由に設定できるのでログインしておくのがおすすめです。
共有時に表示されるパソコンの名前と受信を許可する範囲の設定ができます。あとから自由に変更できるので、必要なければ下にスクロールして完了を押してください。
ファイル・フォルダを送信・受信する
初期設定の済んでいる状態でアプリを起動すると、ファイル・フォルダを共有する画面が開きます。
画面左側で受信を許可する範囲の設定ができます(詳しい解説は後述)。よくわからなければとりあえず「すべてのユーザーからの受信を許可」を選び、「全ユーザー対象モードを常に使用する」のチェックをオフにしてください。
それではファイル・フォルダの送受信をする方法を解説します。
WindowsからAndroidへファイル・フォルダを送信する
送信したいファイル・フォルダを右クリックして、「ニアバイシェアで送信」を選ぶか、アプリの画面から操作して送信します。
付近のデバイスに送信先のスマホが表示されます。
スマホの通知に「付近のデバイスが共有中です」と出るのでタップ。受信を待機する画面になります。
パソコンで送信先のスマホを選択するとファイル・フォルダが送信されます。
WindowsからAndroidへファイル・フォルダを受信する
スマホで送信したいファイル・フォルダを選び、共有マークをタップして「『Nearby Share』経由で共有する」を選択。
送信先のパソコンを選択すると、ファイル・フォルダをスマホから受信できます。
Windows用ニアバイシェアアプリの設定
設定では
- 表示されるデバイス名
- ファイルの保存先
- デバイスの公開設定
- 使用状況と診断情報データの送信
を設定することができます。
ここではデバイスの公開設定について解説します。
「全員」は近くの端末全てと共有を行えます。プライバシー保護のために一時的に使うことも可能。
「連絡先」はGoogleアカウントに関連付けられている連絡先とのみ共有が行なえます。家族や友人・知人とのみ共有をしたいときにおすすめ。
アカウントに連絡先を関連付けさせるには、こちらの記事を参考にしてください。
「あなたのデバイス」は自分のGoogleアカウントにログインしているデバイス間でのみ共有が行なえます。
「誰にも公開しない」では共有を行えません。
まとめ:ファイル・フォルダの共有が簡単にできるようになった
以上がニアバイシェアの使い方の解説になります。
ニアバイシェアが使えるようになったことで、WindowsとAndroid間でAirDrop的なことができるようになり、ファイル・フォルダの転送が今までよりも簡単にできるようになりました。
便利なので、WindowsとAndroidを使うユーザーは入れておいて損はないと思います。
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